2013年10月17日
嵐の秋山・・唐松岳へ
10月11日〜14日 3泊4日の旅(車中泊2泊)
北アルプス唐松岳登山〜長野観光
この連休、満喫してきました。
2人の癒しの場所、長野県へ。

*11日~12日*
夜名古屋から車で4時間かけて、白馬方面へ
23:00
3連休なので渋滞を避けるため、
夜出発することになりました
夜の高速道路。
音楽をかけ、紅葉に囲まれた唐松岳に期待をよせながら・・・
登山口へ向かいます*
この日は車中泊。
朝すぐに出発できるように、途中道の駅で
パッキングし直しました。

今回も食材はたくさん!
2人とも心配症なので、
いつもどうしても持ってきすぎてしまいます(笑)

4:30
黒菱駐車場へ到着。
登山口となる八方池山荘までリフトに乗っていきますが、
アルペンラインと黒菱ラインがあり、
今回は黒菱ラインを利用します*
辺りはまだ真っ暗。
7:30発のリフトに間に合うように、
アラームを6:30にセット。
2時間の仮眠をとりました。



7:30
朝はすぐにきて・・・
支度をし予定通り出発☆
「今日はいいお天気になるのかな・・・」
朝焼けとともに雲の隙間から青空が広がっていました。
山頂からの景色にワクワクしながら、、、
リフトに乗りました。
(まさかこの時の晴れ間が擬似晴天だとは知らずに・・・*)



リフトから見える紅葉がとても綺麗**


第3リフト「グラートクワット」に到着★
アルペンラインは、ゴンドラとリフト2つの計3つを乗り継いで、登山口まで行きます。
私たちが乗った黒菱ラインは、リフト2つを乗り継ぎますが、
アルペンラインの3つ目のリフトに最後合流します。




そして…
登山口「八方池山荘」に到着です☆
連休初日といぅことで、登山客で賑わっていました。




9:00過ぎ
山の向こうが、少し雲行きが怪しいのが気になりますが…
アタック開始です
登山口~唐松岳頂上山荘までは、
コースタイム3時間10分。
今回もテン泊を予定していますが、唐松岳頂上山荘のテン場は、
山荘前の斜面に棚田のように広がっており、
大きめのテントを張れる場所は限られているため
場所を確保しようと早めの到着を目指しました☆


稜線歩きが続くので、とっても気持ち良く
少しずつ色づいている山々の景色を眺めながら
歩いていきます。


岩場を超えると、しばらく木道が続き
とてもいぃ感じでした。


歩きながらその先を見ると・・・
空が暗く黒~い雲が><

ただ、後ろを振り返ると太陽の光が眩しく青空が広がっていました・・・。
なんだか変な天気で少し不安になりましたが、
この日の予報はくもり
、翌日は晴れる
とのことだったので
「きっと大丈夫」と様子を見ながら進むことにしました。




途中雨が降り出しましたが、その中でくっきりと見えた虹。
この写真では1つしか写っていませんが、
同時に2つの虹が見れてとても感動的でした



晴れていれば、美しい景色が望める八方池。
雨も強くなってきたので、この日は諦め
次の日に期待することに・・・☆


なかなか晴れ間の見えない空を見上げながら、
「山荘までなんとかもつかなぁ・・・。晴れますように・・・*」
と2人で話していました・・・


でも、そんな2人の思いは届かず・・・
雨は強くなるばかり。。。

そして、そんな中活躍したのがこの傘*
EuroSCHIRM(ユーロシルム)
207gという驚きの軽さにもかかわらず、耐久性があり
強風が吹いてもフレームがしなり、落雷の危険性も少ないのです。
この時かなりの雨量になっていてザックの中身も心配だったので
とても役立ちました
この山道具。これからレギュラーになりそう・・・☆

途中で雪渓も見ることができました
すでに標高は2000m超えていて、雨と風により
体感気温はかなり下がっていました

雨・風・霧が深くなる中、ほとんど休憩をとらず進み・・・

11:30
唐松岳頂上山荘へ到着!!
思わず、「あれっ、もぅ着いたんだ~☆」
と2人で声を合わせました。
途中から霧も深くなっていたので、
周りの景色も見えづらく、どの辺りを歩いているのか
わからなくなっていました。
いつもは休憩をこまめに取りながら
だいたいコースタイム通りで進む私たちですが、
この天候の中で休憩は取りづらく、停滞すると体感温度が下がるので
あまり休憩をとらず・・・歩き続けた結果。。。
コースタイム、なんと2時間20分!
予定よりもかなり早く到着できました。
(上りの途中から写真を撮る余裕が全くなかったので、
ココからは写真がほとんどありません><
)

今回早めに出発した目的・・・
テン場を確保すること
大雨と強風で視界も悪くなっていましたが
「とりあえずテントを張りに行こう!」ということで、
荷物を下ろし、2人で山荘を飛び出しました。
夜の寒さが不安だったので、持ってきた防寒具をできるだけ濡らさないようにと
レインジャケットとズボンで・・・
濃い霧と雨の中、斜面にあるテン場でいい場所を探しますが
なかなか見つからず、やっと見つけたところでテントを張ると
強風に煽られテントが飛びそうに・・・
びしょびしょになった手袋も山荘に置いてきたので
手が悴んでしびれも感じるほどでした。。
ペグもなかったので、このままだとテントも飛ばされ
寒さも危険と感じた2人は
ひとまず寒さをしのぐためにテントの中で会議。
今回の唐松岳登山テン泊をとても楽しみにしていた2人は
しばらくの間どうするか迷いました(´ ~`)
このまま天気が回復するのを待ち、夕方頃にテントを張り直すのか・・・。
小屋泊に切り替え、明日唐松岳山頂でご来光を見てから下山するか・・・。
テン泊・小屋泊を諦め、この後下山するか・・・。
2人の思いは同じで、このまま下山することにしました
明日ご来光が見れる可能性が低かったのと、
テント泊にこだわっていた私たち。。。
残念ですが、これも登山の一つなので
今回は諦めることにしました

14:10
最終のリフトの時間が16:30。
お昼ご飯を済ませ、服を着替えてしっかりと防寒し
パッキングをし直して出発しました☆
・・・そして、この後恐怖を覚えるほどの嵐が
2人を待ち構えていました。
山荘を出てすぐに目にしたのが、
入口の隅に転がるヒョウ・・・。
なんとこの日初冠雪したのです
ヒョウや雪が降り続き、気温はかなり下がっていました
どんどん天気が悪化し、不安になる2人は
リフトの時間もあったので、先を急ぎました。
そして・・・
1時間30分ほど歩いたところの稜線沿いの道。
雨が豪雨に、強風が暴風に変わりました。
遮るものが何もない場所での豪雨と暴風。
今まで体験したことのない恐怖で、2人はしっかりと手を握り
生きることに必死でした。
そして、、、なんとか嵐から抜け出して雲の隙間から見えた青空。
この後は少し天気も安定し、普通に歩ける程になりました。
嵐の中を歩いた時間は、30~40分程だったと思いますが
もっと長く感じました

16:00
そして、最終リフトの時間にも余裕で間に合い、
下山のコースタイムはなんと1時間50分!
帰りもほとんど休憩をとっていませんでした。
こんなに早く下山できるなんて・・・
さすがに2人ともびっくりでした(´∀`;)
帰りのリフトに乗りながら、
「生きて帰れて良かったーーーー・・・」
と、2人声をそろえて言いました。
天気が好転したように見えて短時間のうちに再び悪天候となる疑似晴天。
数々の遭難の原因になっているようです。
今朝見えた晴れ間は、正しくこの疑似晴天でしたね・・・
自然の恐ろしさと力強さを改めて感じ、また一つ勉強になった1日でした*
つづく・・・・
北アルプス唐松岳登山〜長野観光
この連休、満喫してきました。
2人の癒しの場所、長野県へ。

*11日~12日*
夜名古屋から車で4時間かけて、白馬方面へ

23:00
3連休なので渋滞を避けるため、
夜出発することになりました

夜の高速道路。
音楽をかけ、紅葉に囲まれた唐松岳に期待をよせながら・・・
登山口へ向かいます*
この日は車中泊。
朝すぐに出発できるように、途中道の駅で
パッキングし直しました。

今回も食材はたくさん!
2人とも心配症なので、
いつもどうしても持ってきすぎてしまいます(笑)

4:30
黒菱駐車場へ到着。
登山口となる八方池山荘までリフトに乗っていきますが、
アルペンラインと黒菱ラインがあり、
今回は黒菱ラインを利用します*
辺りはまだ真っ暗。
7:30発のリフトに間に合うように、
アラームを6:30にセット。
2時間の仮眠をとりました。



7:30
朝はすぐにきて・・・
支度をし予定通り出発☆
「今日はいいお天気になるのかな・・・」
朝焼けとともに雲の隙間から青空が広がっていました。
山頂からの景色にワクワクしながら、、、
リフトに乗りました。
(まさかこの時の晴れ間が擬似晴天だとは知らずに・・・*)



リフトから見える紅葉がとても綺麗**


第3リフト「グラートクワット」に到着★
アルペンラインは、ゴンドラとリフト2つの計3つを乗り継いで、登山口まで行きます。
私たちが乗った黒菱ラインは、リフト2つを乗り継ぎますが、
アルペンラインの3つ目のリフトに最後合流します。




そして…
登山口「八方池山荘」に到着です☆
連休初日といぅことで、登山客で賑わっていました。




9:00過ぎ
山の向こうが、少し雲行きが怪しいのが気になりますが…
アタック開始です

登山口~唐松岳頂上山荘までは、
コースタイム3時間10分。
今回もテン泊を予定していますが、唐松岳頂上山荘のテン場は、
山荘前の斜面に棚田のように広がっており、
大きめのテントを張れる場所は限られているため
場所を確保しようと早めの到着を目指しました☆


稜線歩きが続くので、とっても気持ち良く
少しずつ色づいている山々の景色を眺めながら
歩いていきます。


岩場を超えると、しばらく木道が続き
とてもいぃ感じでした。


歩きながらその先を見ると・・・
空が暗く黒~い雲が><

ただ、後ろを振り返ると太陽の光が眩しく青空が広がっていました・・・。
なんだか変な天気で少し不安になりましたが、
この日の予報はくもり


「きっと大丈夫」と様子を見ながら進むことにしました。




途中雨が降り出しましたが、その中でくっきりと見えた虹。
この写真では1つしか写っていませんが、
同時に2つの虹が見れてとても感動的でした




晴れていれば、美しい景色が望める八方池。
雨も強くなってきたので、この日は諦め
次の日に期待することに・・・☆


なかなか晴れ間の見えない空を見上げながら、
「山荘までなんとかもつかなぁ・・・。晴れますように・・・*」
と2人で話していました・・・


でも、そんな2人の思いは届かず・・・
雨は強くなるばかり。。。


そして、そんな中活躍したのがこの傘*
EuroSCHIRM(ユーロシルム)
207gという驚きの軽さにもかかわらず、耐久性があり
強風が吹いてもフレームがしなり、落雷の危険性も少ないのです。
この時かなりの雨量になっていてザックの中身も心配だったので
とても役立ちました

この山道具。これからレギュラーになりそう・・・☆

途中で雪渓も見ることができました

すでに標高は2000m超えていて、雨と風により
体感気温はかなり下がっていました


雨・風・霧が深くなる中、ほとんど休憩をとらず進み・・・

11:30
唐松岳頂上山荘へ到着!!
思わず、「あれっ、もぅ着いたんだ~☆」
と2人で声を合わせました。
途中から霧も深くなっていたので、
周りの景色も見えづらく、どの辺りを歩いているのか
わからなくなっていました。
いつもは休憩をこまめに取りながら
だいたいコースタイム通りで進む私たちですが、
この天候の中で休憩は取りづらく、停滞すると体感温度が下がるので
あまり休憩をとらず・・・歩き続けた結果。。。
コースタイム、なんと2時間20分!
予定よりもかなり早く到着できました。
(上りの途中から写真を撮る余裕が全くなかったので、
ココからは写真がほとんどありません><


今回早めに出発した目的・・・
テン場を確保すること

大雨と強風で視界も悪くなっていましたが
「とりあえずテントを張りに行こう!」ということで、
荷物を下ろし、2人で山荘を飛び出しました。
夜の寒さが不安だったので、持ってきた防寒具をできるだけ濡らさないようにと
レインジャケットとズボンで・・・

濃い霧と雨の中、斜面にあるテン場でいい場所を探しますが
なかなか見つからず、やっと見つけたところでテントを張ると
強風に煽られテントが飛びそうに・・・
びしょびしょになった手袋も山荘に置いてきたので
手が悴んでしびれも感じるほどでした。。

ペグもなかったので、このままだとテントも飛ばされ
寒さも危険と感じた2人は
ひとまず寒さをしのぐためにテントの中で会議。
今回の唐松岳登山テン泊をとても楽しみにしていた2人は
しばらくの間どうするか迷いました(´ ~`)
このまま天気が回復するのを待ち、夕方頃にテントを張り直すのか・・・。
小屋泊に切り替え、明日唐松岳山頂でご来光を見てから下山するか・・・。
テン泊・小屋泊を諦め、この後下山するか・・・。
2人の思いは同じで、このまま下山することにしました

明日ご来光が見れる可能性が低かったのと、
テント泊にこだわっていた私たち。。。
残念ですが、これも登山の一つなので
今回は諦めることにしました


14:10
最終のリフトの時間が16:30。
お昼ご飯を済ませ、服を着替えてしっかりと防寒し
パッキングをし直して出発しました☆
・・・そして、この後恐怖を覚えるほどの嵐が
2人を待ち構えていました。
山荘を出てすぐに目にしたのが、
入口の隅に転がるヒョウ・・・。
なんとこの日初冠雪したのです

ヒョウや雪が降り続き、気温はかなり下がっていました

どんどん天気が悪化し、不安になる2人は
リフトの時間もあったので、先を急ぎました。
そして・・・
1時間30分ほど歩いたところの稜線沿いの道。
雨が豪雨に、強風が暴風に変わりました。
遮るものが何もない場所での豪雨と暴風。
今まで体験したことのない恐怖で、2人はしっかりと手を握り
生きることに必死でした。
そして、、、なんとか嵐から抜け出して雲の隙間から見えた青空。
この後は少し天気も安定し、普通に歩ける程になりました。
嵐の中を歩いた時間は、30~40分程だったと思いますが
もっと長く感じました


16:00
そして、最終リフトの時間にも余裕で間に合い、
下山のコースタイムはなんと1時間50分!
帰りもほとんど休憩をとっていませんでした。
こんなに早く下山できるなんて・・・
さすがに2人ともびっくりでした(´∀`;)
帰りのリフトに乗りながら、
「生きて帰れて良かったーーーー・・・」
と、2人声をそろえて言いました。
天気が好転したように見えて短時間のうちに再び悪天候となる疑似晴天。
数々の遭難の原因になっているようです。
今朝見えた晴れ間は、正しくこの疑似晴天でしたね・・・
自然の恐ろしさと力強さを改めて感じ、また一つ勉強になった1日でした*
つづく・・・・
Posted by Hutte at 01:23│Comments(2)
│HIKE♪
この記事へのコメント
お疲れさまでした
テント泊残念でしたね・・
でもあのままテントで嵐が来ていたら
と思うと・・ (-_-;)
無事下山できて良かったです^^
山の天候は変わりやすいと聞きます
ほんと怖いとブログ読んでいて思いました。
テント泊残念でしたね・・
でもあのままテントで嵐が来ていたら
と思うと・・ (-_-;)
無事下山できて良かったです^^
山の天候は変わりやすいと聞きます
ほんと怖いとブログ読んでいて思いました。
Posted by Mamu at 2013年10月17日 11:13
Mamuさん☆
そうですね、あのままテン泊していたら…と考えると怖くなります(><;)
下山する勇気も大事ですね*
やっぱり、ずっとずっと登山(アウトドア)楽しむためにも安全第一で考えないといけないですね…☆
Mamuさんも気をつけて楽しんでくださいねっ♪
そうですね、あのままテン泊していたら…と考えると怖くなります(><;)
下山する勇気も大事ですね*
やっぱり、ずっとずっと登山(アウトドア)楽しむためにも安全第一で考えないといけないですね…☆
Mamuさんも気をつけて楽しんでくださいねっ♪
Posted by Hutte
at 2013年10月18日 19:57

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